■学校教育目標
心豊かに たくましく
■重点目標
自ら挑戦
■重点目標設定の意図
本校は、閑静な住宅地、環境センターや自然観察地、病院や福祉施設に囲まれた場所に立地し、学校教育に理解のある地域や家庭に支えられた、恵まれた環境にある。
子どもたちの実態を見ると素直でやさしい、明るく前向きで言われたことはやろうとがんばるという姿が浮かび上がる。反面、それは、「自ら・・・」の意欲・力が弱く、言われなければ動けない、自分から進んで行動することは弱いという課題をも持ち合わせている。言われてから行動したり、教職員や友達を頼って「何したらいい」「次、何する」等をすぐ口にしたりするのではなく「次はこうするよ」「こうしたと思うけどどうかな」と常に自分から行動できる・自分から挑戦できる子どもを育てていきたい。目の前の課題に自分から取り組み、何としてもその課題を乗り越えようと努力する強さを身につけなければ、学校教育目標である「心豊かに たくましく」を育成することはできない。
最近の社会では、他者を低く見ることで、自己を有能であると見ようとする傾向がある。他者が悪いので、自分は迷惑を受けていると感じたり、自分より年下の者になぜ指導されなければならないのかと考え攻撃的になったりする姿も見られる。真の自己有能感は、困難に直面し、それを乗り越えた時に感じられるものでなくてはならないはずである。21世紀を担う子どもたちは、簡単に乗り越えることができない課題であっても、何としてもやり遂げてみせるという「自ら挑戦」という心の強さをもたせたい。それができれば、今後、様々な課題に対した時にも、自分に自信をもって、問題に対峙できる人間となり、成功した真の喜びを感じ、真の自己有能感も高めることができるはずである。このような体験を積み重ねることによって学校教育目標「心豊かに たくましく」に近づかせたいと考える。
■経営の基本方針
(知)自分に力をつける子「確かな学力」
(徳)自分から行動する子「豊かな人間性」
(体)めあてをもって生活する子「たくましい心身」
以上の三本柱で重点目標、学校教育目標を支え、「生きる力」―自分づくり−を目指し全ての教育活動を進めていく。
また、児童育成の基本は「授業」である。そのために、その授業を支える「基本的生活習慣」並びに「生徒指導」について、年度当初より共通理解を図り、年間を4つのステージ
第1ステージ:「種をまこう」
第2ステージ:「大きく育てよう」
第3ステージ:「花を咲かせよう」
第4ステージ:「実をつけ、新しい種を作ろう」
に分け、発達段階も考慮した段階的な指導を行う。
さらに、開かれた学校を目指し、学校がしていること、やろうとしていることを、保護者・地域への情報発信に心掛ける。
教師一人一人は、積極的に校外の研修にも参加し自己の授業力の向上を目指す。