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校長あいさつ

2017年01月05日
あけましておめでとうございます
 
 平成29年がスタートしました。本年もよろしくお願いいたします。
 私が学級担任だった頃、年が明けるといつも子どもたちに「種まき」の話をしました。植物の種は、花を咲かせる時期に合わせて種をまくことはよく知られています。あさがおなら6月、ひまわりなら5月といった、植物ごとに種まきの最適期があります。本年度フラワーブラボーコンテストで農林水産大臣賞を受賞した学校の花壇に咲いたたくさんの花も10月に花が咲きそろうように、4月から緑化委員会を中心に種まきから準備をしてきました。
 種が発芽するためには、適度な水分と適温が必要になります。(理科的にはこれに酸素が加わります。)そこには植物の知恵があります。多くの植物は、気温が上昇し始め、植物が育ちやすい春になったら芽を出し生長するために、冬の間は敢えて芽を出さず休眠をしているのだそうです。
 さて、人間の心にも種をまくちょうどよい時期があります。それは、お正月です。いわゆる新年の抱負です。もちろん、夢や願いや志は、いつ抱いてもいいのですが、年の始まりのこの時期が、心に種をまく最適期かと思います。気持ちを新たにして一歩を踏み出すことに、生きている喜びを感じますね。
 しかし、この種は春になると自然に芽を出すかといえば、そうではありません。思っているだけで、願いが叶うほど甘くはありません。この種を発芽させ、生長させていくためには、意識して新しい習慣をつくり出していく必要があります。どんな些細な行動でも、続けることで大きな結果に結びついていきます。意識が行動になることで、意味をもち価値が生まれます。
 今年度も残り3か月となりました。熱い思いと叶えたい願いを胸にした子どもたち一人一人が、一日一日を充実させていけるよう支援し、認め励ましていきたいと思います。是非、ご家庭でも、子どもたちがどんな種をまいたのか話題にして、応援していただきたいと思います。
                                     校長 山 広

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