「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて・・・」
ご存じ、吉田兼好の徒然草の書き出しです。
私も中学・高校の時に学習しました。その中に、新年の夜明けの場面がありました。まさにその通りと感銘を受けたのでずっと心にあったのですが、それがどの段だったのか、どんな文章だったのか見つけたく、読み返してみました。
第十九段 折節のうつりかはるこそ
かくて明けゆく空の気色、昨日に変りたりとは見えねど、ひきかへめづらしき心地ぞする。大路(おおち)のさま、松立てわたしてはなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。
( 口語訳 )
こうして明け行く空の気色。昨日に変わったとは見えないけれど、打って変わって実に清新な心地がするものだ。都大路のようすも、門松を家々に立てて華やかにうれしげなのこそ、趣深いものだ。
こんな文章だったのかと思いながらも、「昨日に変りたりとは見えねど、ひきかへめづらしき心地ぞする。」は、確かにここだ!と思いました。現代では、家々に門松を立てて華やかにとはいきませんが、年の初めということで気持ちも新たになったことでしょう。初日の出を見たり初詣に行ったりと、正月らしい体験をしたご家庭もあることと思います。そのような体験はお子さんが成長しても美しき一場面として残ることでしょう。
学校でも、子どもたちの心にいつまでも残る体験や感動を味わわせ、大きく成長させたいと思います。(もちろん学習においてもです。)
本年もご支援・ご協力の程、よろしくお願いいたします。 校長 日吉 弘子
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